セブ不動産事情 そろそろ来るかセブでの家庭用ソーラーパネル
これだけの太陽があって、なんでソーラーパネルが普及しないんだろう?
それは買取制度の啓蒙が進んでいないからに他ならないと思います。
この国はまだ平均年齢が若い。。。。。。
未熟者ばかりです。難しい話しには興味なし。
投資なんて判断はないんです。
ただし、電気代が高いのも確か。
日本では当たり前の太陽光発電買取システムも仕組みを知っている人が少ない。
皆さんも、もしビジネスをしているなら今、フィリピンが旬だから気になるのではないでしょうか?
太陽光パネルの普及が遅れているのは理由があります。
参入障壁が高い。
自分のところで作った電気の全量買取制度を利用しようと思ったら、最低でも1メガワットのソーラーパネルプラントが必要。
土地を外国人が持てない国ではまず、ジョイントベンチャーでもしないと難しい。
そして2億円以上の投資になりますから地元の人だけでは難しい。
実際にはこの国の融資を使う場合には払込資本は約1,000万円ほどあれば1メガのプラントを作ることが可能です。
あとは、1メガ以上のプラントですから書類はなかなかのボリュームです。
まず、エネルギー省(DOE)とのサービスアグリーメントを交わす必要があります。
つまり、全量買取契約です。これがあることで銀行が融資を決めてくれるわけです。
エネルギー省との契約が一つのハードルかと思います。
ソーラーパネルを事業として考えたらそこそこ複雑な仕組みをクリアしていかないといけません。
では、一般家庭に普及させることはできないのか?
ネットメーターリングシステムというのがあります。
これは、100kw以下の規模のソーラーパネルのシステムのみに利用可能なシステムです。
これはどういうものなのか?
簡単に言うと自分で使うことが中心で、余ったものを電力会社に売るという仕組みです。
自分の家庭での消費量に見合ったサイズのソーラーパネルをつけます。
家庭用であれば3kwからせいぜい10Kw程度ではないでしょうか。
まずは自分で作った電気を自分で使います。
でもどうしても使い切れない部分や、逆に夜など太陽光がない場合には発電できない時があります。
その時には、電力会社の電気を使わなければいけません。
そうして実際に自分が使った量と、売った量を明確にします。
使用量は当然減りますから、電気代は安くなります。この電気代を売った電力で賄うというのが
この仕組みのうまみです。
ですから富裕層は、ROIが7年から8年であれば、この仕組みを選んでくれます。
問題はせっかくこの仕組みがあるのに、啓蒙活動がされていない。
仕組みが複雑だと普及しないのがこの国です。即物主義というのでしょうか。
そこでやはりお声をかけて頂くのは外国人のかた、あるいは中華系の方です。
中華系の方はお金勘定はしっかりしていますね。
ということで、今回はお声をかけてくださった方の現場確認。
要するに屋根の上に設置するのでその形状確認です。
立派なお宅だったので写真を撮らせて頂きました。
高台にある理想的な家です!!!!
ご覧頂くと分かると思いますが、中流とは言えない家です。立派です。
こういう家庭が今はまだ太陽光パネルを考える人たちです。
なかなかどこの家庭でもというわけにはいきません。
しかし、これからもフィリピンの電力事情はますます厳しくなるばかり。
間違いなくエネルギーはホットな話題ですし、ビジネスになります。
こういうお客様を少しづつ開拓しながら貢献していきたいと思います。
フィリピンにもメガソーラープラントがいくつもあるんです。
外資メーカーが始めからお金を持ってきてどんどんつけていく。そして買い取り保証制度を利用して回収していく。
単純にソーラーパネルの販売だけで、メガソーラー市場に食い込むのはなかなか大変です。
やはりここは資本主義。始めに資本を突っ込めるところは強い!いつも感じます。
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