2016年12月
セブで迎えた静かなクリスマス.....2016
今年ももう終わり・・・・・セブに来ていつも思うのは、クリスマスの派手なこと、そして賑やかなこと・・・・・
でも、今年は全然様子がちがう・・・・・・静か・平穏・・・・爆竹無し・・・・
なんでだろう?みんなに聞いてみるとやはりDuterte大統領になってから静かになっている。
みんながやや品行方正になっているのは間違いないと思います。
そして、ドラッグをやってバカ騒ぎするような人がいないから、それも大きな一因だと思います。
さらに、いつもど派手にクリスマスパーティーをやっている私の仲間達は、みんな海外に旅行中・・・・
セブの富裕層は海外旅行が今は大ブーム・・・・・・日本へ行く人もすごく多いです。
こっちでビジネスをしていない人は、景気が悪くなったのかな?なんていう人もいますが
そうではないです。人々のライフスタイルがだんだん先進国化してきているような気がします。
富裕層はだんだん、個の生活を楽しむようになってきているなと彼らを見ていて感じます。
仲間をみんな呼んでど派手にパーティーやるよりも家族で静かにより質の高いパーティーをする・・・・
そんな感じがします。
特に食に関してはもはや、ローカルフードでは満足できないレベルに来ていると思います。
そういう波が押し寄せてきているのを感じます。
美味しいものを求めて日本に行く・・・・・そんな人が増えました。
富裕層は確実に増えている・・・・・・・富むものはさらに富み、貧しいものは貧しいまま・・・・
その差は大きい。
よく、私の過去のブログでは富裕層の生活をご紹介してきましたが、今回は最下層の生活をご紹介します・・・・
まさに最下層・・・・・
セブの階層を10で表すと、下から2番目でしょうか。1はホームレスとしましょう。勝手な基準ですが。
どんな家か?
雨はかろうじて防げるかもしれませんが、風は防げません。
暴風雨の時には近所の親戚の家に緊急避難です。
電気はこれでもあります。電球だけ灯っています。
水は近くの井戸の水を汲み上げてきます。そしてその水を飲み、料理、選択をします。
我々が飲めばすぐに食あたりの水です。
さて、キッチンはどうか?
左手奥に見える木が薪です。
しめっていると火が付きません。
で、どんな料理ができるんでしょう?
味付けはおそらく塩だけでしょう・・・・・・・
そしてその塩で、歯も磨いているはずです。歯磨き粉はありません、きっと。
まだまだ、こんな生活をしている人がたくさんいます。
そして、今ある多くの建築現場で働く作業員達はこのような生活をしている人たちです。
この写真のある場所は、セブの南部の方です。
ここのご主人は大工です。1日150ペソで使われています。
今後この格差はさらに拡大していくと思われます。
今年のクリスマスの静けさ・・・・・・・・景気停滞ではありません。
都市部の人々の生活が先進国化しているんです。
そして、地方に行けば、いまだにこのような生活を送っている人がいる・・・・・
過渡期に来たなあと感じるクリスマスでした。
セブ 実際にはビーチに面した宅地は稀少
セブというとどうしてもリゾーとというイメージがありますね。
実際に住み始めるとその印象は薄れていってしまうんですが・・・・・・・
外国人が富士山にあこがれるけど、実は日本人はあまりそこには行かないというのと同じようなもんです。
住み始めると当たり前の存在になってしまうんです。
しかし、やはり実際にビーチ際にいって海を見るとやはり極上の快感があるのは間違いありません。
行く度に、引退したらこういうところに住みたいなと毎回感じます。
ということで、今回はリロアンのちょっと先に行ったところ、コンポステラにある
新しいサブディビジョンの視察にいってきました。
ジェットスキーをパーキングできて、なおかつビーチフロントに家が欲しいというご希望のお客様がいらしたので
その要望に合う物件探しということです。下の写真はジェットスキー置き場になるそうです。
海に向かってこんな素敵なインフィニティプールが!!!!!リゾート感高いです!
セブならではの、波のない静かな海です。波が荒かったらこんなにビーチ際には住めませんね。
セブの不動産投資は、利回りだけではなくて夢を買う部分もありますね。
人生の仕上げにはこういうところでゆったりと暮らしたいなと思うようになりました。
セブにいるのにせかせか、働いております。ちょっとリラックスしたいなあと思う歳になりました。
セブ不動産事情 そろそろ来るかセブでの家庭用ソーラーパネル
これだけの太陽があって、なんでソーラーパネルが普及しないんだろう?
それは買取制度の啓蒙が進んでいないからに他ならないと思います。
この国はまだ平均年齢が若い。。。。。。
未熟者ばかりです。難しい話しには興味なし。
投資なんて判断はないんです。
ただし、電気代が高いのも確か。
日本では当たり前の太陽光発電買取システムも仕組みを知っている人が少ない。
皆さんも、もしビジネスをしているなら今、フィリピンが旬だから気になるのではないでしょうか?
太陽光パネルの普及が遅れているのは理由があります。
参入障壁が高い。
自分のところで作った電気の全量買取制度を利用しようと思ったら、最低でも1メガワットのソーラーパネルプラントが必要。
土地を外国人が持てない国ではまず、ジョイントベンチャーでもしないと難しい。
そして2億円以上の投資になりますから地元の人だけでは難しい。
実際にはこの国の融資を使う場合には払込資本は約1,000万円ほどあれば1メガのプラントを作ることが可能です。
あとは、1メガ以上のプラントですから書類はなかなかのボリュームです。
まず、エネルギー省(DOE)とのサービスアグリーメントを交わす必要があります。
つまり、全量買取契約です。これがあることで銀行が融資を決めてくれるわけです。
エネルギー省との契約が一つのハードルかと思います。
ソーラーパネルを事業として考えたらそこそこ複雑な仕組みをクリアしていかないといけません。
では、一般家庭に普及させることはできないのか?
ネットメーターリングシステムというのがあります。
これは、100kw以下の規模のソーラーパネルのシステムのみに利用可能なシステムです。
これはどういうものなのか?
簡単に言うと自分で使うことが中心で、余ったものを電力会社に売るという仕組みです。
自分の家庭での消費量に見合ったサイズのソーラーパネルをつけます。
家庭用であれば3kwからせいぜい10Kw程度ではないでしょうか。
まずは自分で作った電気を自分で使います。
でもどうしても使い切れない部分や、逆に夜など太陽光がない場合には発電できない時があります。
その時には、電力会社の電気を使わなければいけません。
そうして実際に自分が使った量と、売った量を明確にします。
使用量は当然減りますから、電気代は安くなります。この電気代を売った電力で賄うというのが
この仕組みのうまみです。
ですから富裕層は、ROIが7年から8年であれば、この仕組みを選んでくれます。
問題はせっかくこの仕組みがあるのに、啓蒙活動がされていない。
仕組みが複雑だと普及しないのがこの国です。即物主義というのでしょうか。
そこでやはりお声をかけて頂くのは外国人のかた、あるいは中華系の方です。
中華系の方はお金勘定はしっかりしていますね。
ということで、今回はお声をかけてくださった方の現場確認。
要するに屋根の上に設置するのでその形状確認です。
立派なお宅だったので写真を撮らせて頂きました。
高台にある理想的な家です!!!!
ご覧頂くと分かると思いますが、中流とは言えない家です。立派です。
こういう家庭が今はまだ太陽光パネルを考える人たちです。
なかなかどこの家庭でもというわけにはいきません。
しかし、これからもフィリピンの電力事情はますます厳しくなるばかり。
間違いなくエネルギーはホットな話題ですし、ビジネスになります。
こういうお客様を少しづつ開拓しながら貢献していきたいと思います。
フィリピンにもメガソーラープラントがいくつもあるんです。
外資メーカーが始めからお金を持ってきてどんどんつけていく。そして買い取り保証制度を利用して回収していく。
単純にソーラーパネルの販売だけで、メガソーラー市場に食い込むのはなかなか大変です。
やはりここは資本主義。始めに資本を突っ込めるところは強い!いつも感じます。