2015年12月
セブから明けましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
皆様今年もよろしくお願いします。
一年を振り返って2015年はいろいろと大変でした。
セブのことがわかってきたと思いながらも新しいカルチャーギャップに直面しました。
ビジネスで痛い目にも遭いました。
仕事の幅が広がったからそのような問題に多く直面したと思います。
発展途上と言うことは、経済だけでなくビジネスの質そのものが発展途上なので
多くの苦労はありますが、乗り越えれば実りは多いです。
私は大晦日に、夕方少し時間が出来たので気まぐれで私のボスであるリトと、奥さんのマム・フェに電話をして見ました。
マム・フェは大晦日ですが事務所にいました。やはり仕事してます。
事務所に会いに行きました。
2015年の後半、いろいろな新規事業が重なり、思うように結果が出なかったことをお詫びしに行きました。
その時に、一言くらい何かあるのかなと思ったら本当に温かい言葉をかけていただき、思わず涙がこぼれてしまいました。
涙なんて日本男児ですから滅多にでるものではありません。そもそもこの30年くらいは自分の犬と猫が死んだときくらいしか
涙なんて流したくても流れてこないんです。
我慢、我慢!常に頑張る!くじけない!と自分に言い聞かせながらの価値観で生きてきましたから
涙を流す男が嫌いなんです。
そんな自分の価値観がセブにいるとだんだん崩れてくるんです。マム・フェからこんなことを大晦日に言われました。
もっと心をオープンにしないといけない・・・・・言葉でわかっても、実際にはわかりません。
流れにはある程度、任せなければいけない。
良いこと、悪いことすべてに意味があるのだからすべてを受け止めなければならない。
家族が一番大切なんだから、必ず家族を繋げる時間を作りなさい。
こんなようなことを言われました。
そして、テキストメッセージで今朝このようにありがたい言葉を頂きました。
以下、直訳で正確にお伝えしたいと思います。
「ヒサ、神はあなたを愛しています。
なぜなら、あなたには綺麗な心があるから。
だから神は、あなたを私たちの元によこし、今、まさに年末のこの時を共に過ごしているんです。
神は私(マム・フェ)とリトにヒサを支える道を開いているんです。
見てご覧なさい。
人生とは本当に驚きと、不思議がいっぱいなんです。
良いことであれ、悪いことであれ、すべてに意味・目的があるんです。
私たちを前進させましょう。
そしてあなたの人生を語るブログを再開し、この世がどんなに美しいものなのかを伝えなさい・・・・・」
これが私に送られた今年のリトとマム・フェの言葉でした。
日本男児なので常に歯を食いしばって頑張ってきた私は感情すら押し殺してやってきました。
だから、自分の心なんてどこにあるのか忘れてしまうくらいの状態になっていたんです。
その心の扉が温かい言葉と、この人達の人柄に開かれてしまって涙があふれてきてしまいました。
ずっと押し殺してきた心の扉ですから、開かれるとあふれ出てくるものがあります。
思い出しながら何度も涙が出てきてしまいました。
彼らがこの地位にいるのは、たまたまではありません。
人の数倍もつらい思いをしてきたからです。そして乗り越えてきた。
彼らは残念ながら、子供に恵まれませんでした。
だからこそ、与える人生を選んだのです。
私はカトリックではありませんが、彼らはカトリックの信徒としても常に神と接して自分たちを律しています。
だから強い・・・・・信念があるから。
セブに来て一番うれしかったこと・・・・・
それはリトとマム・フェに出会えたことです。
セブに来て、日本との違いに戸惑いながらも、新しい価値観を発見し続けています。