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セブ ブログ100話目達成 セブの不動産王と対談

おかげさまでこのブログも100話を達成するにいたりました。

 

通常セブのリアルな生活をご紹介しておりますが、今回は100回記念ということで

セブの不動産王との対談で、日本の経営者にはない話なども披露したいと思います。

 

私が常に感じていることは外国の経営者は日本よりも長期的な視点に立たれた

経営戦略をしているなあということです。

日本の経営者が、株主の顔色をうかがい自分の任期中の短期的な結果にこだわるのに対し

外国の経営者は一族経営が多く、そのトップは大きな権限があるため戦略作りに専念できる環境があるからかと思います。

 

私は、大学を卒業してから日本では有名な江〇グ〇コというお菓子の会社に勤めました。

その時、新人だったのですが社長と新人グループで質問をできる機会を設けてもらいました。

その時、私の質問は以下のようなものでした。

私:「このような大きな会社を運営されているので、ずいぶん先のことまでお考えかと思いますが

5年後はこの会社はどのようになっているとお考えでしょうか?」

社長:「来年のことだってわからないのに、5年後なんてわかるかいな。

逆におまえが教えてくれよ。」

でした。

確かにこの考えは言い方は乱暴なのですが、社長が言いたかったのは日々毎日精進して

今をしっかりがんばることで未来が開けるという教えも含まれています。日本人はこの考え方が浸透しています。

 

その時から、20年後、こんどはところ変わってセブにて最も成功されている経営者の一人に

同じ質問を浴びせました。

答えは、全然違うものでした。

「5年先?ハッハッハッハ、5年先どころか15年先のことまで頭の中に出来上がってるよ。

今やっているこのプロジェクトも思いついたのは20年前だよ。

ゆっくり、ゆっくりと、そして確実に堅実にやるのが仕事だよ。

プロジェクトが大きければ、大きいほど時間をかけてしっかり準備をするんだよ」

どちらも一理あるのでしょうが、私には後者の方がしっくりきました。そして難しい。

 

何となく外国の経営者と話をするようになってから、どうも日本人はグランドデザインを描くのが苦手なような気がします。

政治においても、同様で近視眼的で場当たり的な政策がしばらく続いていました。

そもそも何十年もかけてじっくりとものを考えるような文化がない。

 

一部上場企業であれば、任期中、社長も株主に気を使わなければならないのでどうしても

今年来年に結果が出るような施策を打つ。

ところが、アジアでは華僑も含めて一族経営が多いため経営者は長きに渡り経営に専念することができるためなのか

将来どうしたいとか、どのような形で子孫に残したいという視点でものを考えなければなりません。

必然的に末代までのことを意識して経営していく。

もちろんこれは大きな成功を収めることのできる人のみができることです。

今ありがたいことにそのような人の近くで仕事をさせてもらっているので日々学ぶことが多いのです。

 

では、このようにものを考えるにはどうしたらいいのでしょう?

学びたいけどなかなかできません。

ずっと、私はセブの成功者の方たちと時間を過ごして観察してみていたところ

ものを見る視点の高さが違うのです。

高い位置からものを見ている。

これは見下ろすということではありません。

遠くを、そして広くを見るために高いところから見ているのです。

 

政治との距離、外国人への接し方の距離、先を読む力、人生設計など非常に高いバランスで保たれている。

遠くを見渡すために、(将来を見渡すために)政治ともつきあいます。

フィリピンは汚職があって、評判が悪かった。

アキノ大統領が現れて政治をきれいにしようという流れになり経済も成功している。

そのことを喜びながらも、ある程度の悪も必要と考えています。

 

ここからは、目から鱗だったので対談形式でお伝えします。(Durosland社長 リト・バリノ氏との対談)

私:アキノ大統領になってからフィリピンはだいぶクリーンなイメージになり良くなりましたね。

リト:その通り、汚職はかなり減った。そして今後も減って最小限にならなければならない。

私:汚職はなおも残るということですか?

リト:すべてに厳しくなりすぎて融通が利かなくなったらビジネスはスローダウンしてしまう。

政治が強くなりすぎてはいけない。民主主義なんだからあくまで民間が強くなければならない。

あれもこれも規制をかけてしまったら経済は停滞してしまうよ。

日本もいい例だ。ヨーロッパも同様に規制を厳しくしすぎてどんどん衰退していった。

私:・・・・・確かに。

リト:民主主義なんだから、民間、つまりビジネスが強くなければ経済は発展しない。

政治が強くなりすぎてはダメなんだよ。ビジネスが発展して国が成長するんだから

私:・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。(納得)

でも、建築関係ですから多少の政治とのつながりも必要ですよね。

リト:ハッハッハ。だから大変なんだよ。特に選挙の時は。応援しなかった人間が当選した場合には

その人の任期中、意地悪をされたりもする。でも任期が最大で9年だと思えばその間の我慢だけだよ。

私:どうして一代でこんなに大きく成功できたんですか?

リト:ハッハッハ。若いときには寝ずに働いたよ。

でも、同時に人生を楽しむことも考えなければならない。人生は一度だからね。

残された時間はこうして今も一秒また一秒と減っていっている。

だから、仕事は大きくしながらもストレスがかからない仕事にどんどんシフトしていかなければならない。

体力も落ちてきたときに、ストレスがかかる仕事をしたいかね?

私:そりゃ嫌ですよ。

リト:公共事業をしているときにはそれは大変だった。いつも眠れなかった。

だから、今は公共事業は今まで通りやりながらも自分のやりたいプロジェクトを楽しんでいる。

予算も、納期も自分で決めて好きにデザインできる。

自分の頭に描いたことを、仕事にして楽しくやるように仕事の内容も年齢に合わせて変えていかなければならないんだよ。

そしてそうすることが社員にとっても喜ばしいこととなる。

私:でもなかなかそこまで考えられませんよ!!

リト:ハッハッハ だからそれがおまえの仕事だよ。

人生は一度だから楽しまなければならない。そして歳はだんだん取るんだからその準備もしなければならない。

このWoodlandと言うプロジェクトは私が20年前に考えて今実を結ぼうとしている。

始めは苦労して始めたが、今はもう第1区画が終わり、第2区画が始まった。

同時にゴルフ場も同じ頃に完成する。そうすれば第3区はものすごく価値が上がった状態で着工・販売できる。

そして、ゴルフ場のてっぺんにできるレジデンスはセブで最も高い位置にできるレジデンスだから海も街も一望できる。

このwoodlandが起点となってあとは、その周辺にどんどんプロジェクトを広げることができる。

それが15年先の分まできちんと頭にできているよ。

そうしておけば、残されたものがさらにこの会社を大きくできるだろ?

それが経営だよ。

私:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おっしゃるとおりです。私全然ダメですわ。勉強させてもらってます。

リト:ハッハッハ。そう、それでいい。

 

私、寺田寿永、セブにていまだ修行中。

頂点に立つ人たちのそばにいられることに感謝しながら日々カルチャーショックを受けて勉強させていただいております。

ブログ100話を達成し、さらなる情報を皆様に提供していきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

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